無職(仮)、散歩する

 毎日暑いです。気が付けば夏になっていました。残業を月に100時間も行うと、時間が過ぎるのがあっという間で、心はまだ5月末を彷徨っているように感じます。休日出勤がなくて、残業時間が100時間オーバーって本当に狂っていますね!

 

 今日は、久しぶりに、少し涼しくなった夕方にのーんびりと散歩をしました。と言っても、普段自転車で向かうスーパーに徒歩で向かっただけですが。平日の夕方にスーパーに行けるなんて新鮮です。4月はまだ残業が少なくて、18時過ぎにスーパーに行けることもあったんですが、5月以降は全く行けなくて……。土日にまとめ買いしたり調理したりして、平日は日付が変わってからレンジでチンする日々が続いていましたから……。

 

 行きの道中では、イヤホンで夏の音楽をひたすらに聴いていました!1986オメガドライブ『君は1000%』、中森明菜『サザンウィンド』、大瀧詠一君は天然色』、浅香唯『夏少女』『C-Girl』、プリンセスプリンセス『世界でいちばん熱い夏』、石川優子チャゲ『ふたりの愛ランド』……

 

 ゆっくりと音楽を聴くのは久しぶりで、暑かったけどれ、歩くペースは少し遅めで音楽に聴き入ってしまいました。夏の音楽をたくさん聴いて、心も身体も無理やり夏仕様になったように感じます。 

 スーパーで色々買いだめして、帰りはイヤホンをせずにセミやカエルの鳴き声に耳を傾けながら帰りました。最初はよかったのですが、遠くの方から雨の臭いがしたと思ったら、気が付けばゲリラ豪雨に巻き込まれてしまいました。けれど、この経験も「夏!」って感じがして好きです。

 

 ここまで、日記みたいなものを書いていたら急に文章が降ってきました。以下、日記未満の駄文です。

 ここ数日、自分は頑張ってきたのだなと改めて思います。自分は、親兄弟があまり勉強ができなくて、だから自分は頑張ろうと思い、受験生時代は睡眠時間を削って勉強していました。その結果、無事第一志望の大学には合格しました。

 

 ただ、その結果、自分の脳には「頑張る」=「睡眠時間を削る」、「無理をすること」だと刷り込まれてしまったのだと思います。また、不幸なことに今の職場の上司の「頑張る」ことに対する考えも、私と同じでした。だから、上司もひたすら「この1年頑張ろう」とずっと言っていました。それを聞いて私も1年頑張る気満々でした。

 

 だから、6月末までズルズルと来てしまったのだと思います。5,6月は、ひたすら、「無理だ」と気が付くまで、「まだ自分は頑張れる」と鞭打ってたように感じます。「辞めたい」というサインは、心より先に身体がずっと出していました。今も寝ていたら、3時間おきに目は覚めるし、たまに上司に言われた言葉を思い出して、ギュッと心臓が締め付けられるように感じる時があります。(今日はスーパーでコーヒー豆を見て上司に投げられた言葉を思い出して泣きそうになりましたテヘ)

 

自分では辞めるという選択肢は正しかったとは思っていますが、不意に正しかったのか不安になる時があります。辞めるのは甘えではないか、と。辞めたことで、これまで頑張ってきた結果は無職という形で落ち着いてしまいます。あまりにも簡単に投げ出しすぎではないか。

 だから、せめてもの足掻きとして再就職はしたいと思います。ただ、やはり不安になります。また、長時間労働がひどい職場に配属されたら?パワハラ上司がいたら? 次遭ったら、二度と立ち直れない気がします。それが怖い。

 

 たった一度の、この春の人事配置。それだけで、自分の何かが壊れてしまいました。

 恨むぞ人事配置!